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カー用品・アフターパーツ情報[2021.06.24 UP]

シガーソケット(車内電源)の使い道は?故障時の対応方も解説

シガーソケット(車内電源)の使い道は?故障時の対応方も解説

車にはシガーソケットと呼ばれる「車内電源」があります。しかし、具体的にどのような使い道があるのかまでは、把握しきれていない方もいるかもしれません。

当記事では、シガーソケットの特徴・仕組みといった基本的な情報を踏まえて、ひと昔前まで主流だったシガーライター以外の使い道をご紹介します。シガーソケットの故障原因や対応法についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。

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シガーソケットとは

シガーソケットとは

シガーソケットとは、ダッシュボード中央のインストルメントパネル(インパネ)下に位置する「円形の差し込み口」です。車種・メーカーによって、以下のようにデフォルト状態が異なります。

・円筒型のものが刺さっている(シガーライター本体)
・円形のカバーが被さっている
・何もついておらず円形の穴だけがある

ひと昔前までシガーソケットのおもな使われ方は、タバコを吸う際に使用するシガーライターへの通電・点火でした。しかし、喫煙者の減少とともにシガーライターの需要も減り、シガーソケットだけが標準装備として残っています。

シガーライターの必要性が減るにつれて、シガーソケットのおもな使用目的もスマートフォンの充電や小型家電を使うための「車内電源」へと変化しています。シガーソケットの呼び方も「アクセサリーソケット」「電源ソケット」とさまざまです。

USB端子よりも優れた車内電源

USB給電を搭載した車も登場していますが、車内電源としてはシガーソケットのほうが優れています。

シガーソケット USB端子
電流(電力) 10A(1000W) 1.5A(150W)
電圧 12Vまたは24V 5V

スマートフォンの充電に使用する分にはUSB端子で十分ですが、消費電力の大きい小型家電やカー用品(整備用品)の使用となると電力不足です。

シガーソケットは、USB端子よりも電流・電圧ともに高いため、災害や緊急時でも十分な電力が得られるでしょう。そのことから、今もなお多くのメーカーがシガーソケットを採用し続けています。

車内電源としての仕組み・構造

シガーソケットは丸い筒状の形をしており、座席から見ると丸い穴を確認できます。シガーソケット内にあるプラス・マイナス電極の構造は、以下のとおりです。

シガーソケットの構造 プラス端子 マイナス端子
部位 一番奥 内側・側面
配線 ヒューズボックス 金属部分(ボディ)

シガーソケットにプラグを差し込み、先端・側面がそれぞれ接触すると通電します。なお、シガーソケット内の電流は、家庭用の交流電流(AC)ではなく乾電池やバッテリーと同じ直流電流(DC)です。

直流電流(DC)

Direct Currentの略。時間の経過とともに大きさ・極性が一定の電流。

交流電流(AC)

Alternating Currentの略。時間の経過とともに大きさ・極性が変動する電流。

直流電流タイプは、交流電流タイプと違ってプラス・マイナスを逆に接続すると機能しません。シガーソケットの場合、一定方向に差し込むだけなので逆に接続するケースは滅多にありませんが、プラグのタイプや向きには注意してください。

シガーソケットの使い道はシガーライターだけではない?

シガーソケットの使い道はシガーライターだけではない?

もともとはシガーライターを点火させるためにあったシガーソケットですが、現在では多くの使い道があります。その他のおもな使い道について、以下でご紹介します。

1.インバーターで交流電流に切り替える

直流電流のシガーソケットで交流電流の電化製品を使いたいときは、車用のインバーターがおすすめです。「DC/ACインバーター」と呼ばれることもあります。

車用のインバーターは差し込むだけで直流電流を交流電流へ変換できるため、簡単にコンセントプラグの電化製品を使えるのが魅力です。

2.給電用USB端子プラグに切り替える

給電用USB端子プラグを使用すると、シガーソケットに差し込むだけでプラグにUSB端子ケーブルをつなげられます。スマートフォンや電子タバコの充電など、USBから電力を受け取る電化製品が車内で手軽に使えるでしょう。

「USBソケット」や「カーチャージャー」という名称で販売しているケースが多く、安いものだと1,000円未満で購入可能です。

3.増設用ソケットで使用アクセサリー数を増やす

一般的にシガーソケットの数は車1台に対して1つですが「スマートフォンを2台以上充電したい」「スマートフォンの充電と別の電化製品を同時に使いたい」など、ソケットが足りないと感じることもあるでしょう。

増設ソケットを使うことで、差し込めるソケット数を2つ以上に増やせます。商品によってはUSBポートを備えているのでタコ足配線も可能ですが、合計の消費電力量を考慮し過剰な接続は避けましょう。

4.後付けドライブレコーダーを設置する

シガーソケットを活かし、後付けドライブレコーダーも設置できます。シガーソケットに差し込んで専用カメラを設置するだけなので、とても簡単です。

フロントカメラだけなら難しい配線処理もないため、初心者でも取り入れやすいでしょう。前方だけでは不安な方には、バックカメラがセットになった商品もおすすめです。

シガーソケットに差し込むプラグの選び方7つ

シガーソケットに差し込むプラグの選び方7つ

シガーソケットに差し込むプラグの選び方で悩むこともあるでしょう。以下の7つのポイントを意識すると選びやすくなりますので、ぜひ参考にしてください。

1.メーカーを基準に選ぶ

有名メーカー・ブランドは、品質への信頼度も高く、販売しているプラグの種類も豊富です。例えば「CARMATE(カーメイト)」「BESTEK(ベステック)」はシガーソケットの有名メーカー・ブランドなので、気になる方は一度確認してみてはいかがでしょうか。

2.使用する目的別に選ぶ

シガーソケットを使用する目的に合わせて選ぶのもよいでしょう。充電機能を重視する方であれば、急速充電に対応した商品がおすすめです。一般的に1~2A以上の出力があり、充電規格が「QC3.0」「PowerIQ」と表記されていれば、充電のスピードを実感しやすい傾向にあります。

3.端子のタイプで選ぶ

シガーソケットから給電する端子タイプで選ぶのも大切です。端子のタイプとしては、USBやコンセントなどが挙げられます。複数の端子タイプを兼ねたプラグもあるので、予算に合わせて検討しましょう。

4.増設個数で選ぶ

シガーソケットの接続ポート数は、増設プラグを用意すれば簡単に増やせます。人数・電化製品の数に応じて、余裕のある数を確保しておくと便利でしょう。

5.機能性で選ぶ

シガーソケットに差し込むプラグには、「LEDライト付き」「FMトランスミッター付き」などのように、他の機能を備えたタイプも続々と登場しています。デザインがおしゃれでコンパクトな商品も多いため、個々の好み・利用シーンに合わせて選ぶのもおすすめです。

6.対応している電圧で選ぶ

国産車のシガーソケット電圧は、一般的に「普通車:12V」「トラックなど:24V」と対応電圧が異なります。双方の電圧に対応できるプラグも多いですが、事前に「対応電圧」を確認しておきましょう。

特に海外メーカーの輸入車については、国産車と電圧が異なったりプラグの取付が不可能だったりするケースもありますので注意してください。

7.ソケットの大きさで選ぶ

シガーソケットに差し込めても、大きさ次第では邪魔になって運転に支障が出るケースもあります。できるだけシンプルかつコンパクトに設置したい場合は、大きさも重視しましょう。

シガーソケットの注意点

シガーソケットの注意点

車内電源として便利なシガーソケットですが、使い方を誤るとトラブルに発展します。シガーソケットを使用する際のおもな注意点は2つです。

常時通電している車は抜き差しを徹底する

通常シガーソケットはエンジンの停止とともに通電も止まりますが、車種によっては常時通電しているケースがあります。常時通電は車のバッテリー上がりの原因となるため、小まめな抜き差しの徹底が重要です。

抜き差しが面倒な方は、通電時間を設定できる「タイマー付きソケット」も登場していますので検討してみてください。

アクセサリーソケットでシガーライターを使わない

シガーライターの使用を目的としていたシガーソケットでは、内部に耐熱加工を施しているタイプがほとんどでした。しかし、シガーライターの需要減少にともない、耐熱加工のないアクセサリーソケットが増えています。

アクセサリーソケットでシガーライターに点火・通電すると、最悪の場合火災のリスクがあり危険です。使用の際は、耐熱加工の有無を十分に確認しましょう。

シガーソケットが使えない!故障したときの対応法

シガーソケットが使えない!故障したときの対応法

シガーソケットが使えなくなったときは、まず故障の原因を探しましょう。故障の状態次第ですぐに直せることもあれば、業者に依頼しないと難しい場合もあります。ここでは、故障の原因から故障内容別の対策・修理法まで解説していますので参考にしてください。

原因の確認方法

シガーソケットが使えなくなるおもな原因は、以下の3つです。

・プラグが故障している
・ソケットが故障している
・ヒューズが飛んでいる

シガーソケットに使えなくなったプラグとは別のプラグを差し込んだとき、正常に作動すればプラグの故障が原因です。別のプラグを差し込んでも正常に作動しない場合は、ソケット本体が故障している、もしくはヒューズが飛んでいる可能性があります。

原因別の修理方法

過剰通電によりヒューズが飛んでしまっている場合は、ヒューズボックスを確認します。ヒューズの交換作業は、それほど難しい内容ではありません。

交換用のヒューズはカー用品店なら100円程度で購入できますので、断裂を確認したら新しいヒューズに入れ換えましょう。なお、ヒューズを交換してもすぐに繰り返す場合はプラグが原因と考えられます。

ソケット本体が壊れている場合は、交換作業が必要です。自分でできない作業ではありませんが、ショートする危険があります。ショートすると火事の原因になったり、他の機器に影響が出たりするため、交換作業に不安がある方は修理業者に依頼してください。

https://www.goo-net.com/pit/

まとめ

シガーライターの点火用として活躍していたシガーソケットは、車内電源としてスマートフォンやパソコンの充電、小型家電の給電元として利用されています。車種・メーカーによって、カバーが取り付けられているケースも増えましたが、USB端子よりも優れた電源として今も残り続けているため見覚えのある方も多いでしょう。

差し込むプラグ次第で活用の幅が広がりますので、当記事でご紹介した選び方を参考にしてみてください。

グーネットピット編集部

ライタープロフィール

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車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、 自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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