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車検・点検・メンテナンス
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29

タイヤの荷重指数が低い(ロードインデックス不足)場合は車検に落ちるのか

ロードインデックスという用語は、一般のユーザーにとっては聞きなれない用語ではないでしょうか。タイヤ交換をしたことがある人でも、タイヤサイズは気にしても、ロードインデックスについて知っている人は少ないかもしれません。ここでは、ロードインデックスの意味や、ロードインデックス不足の場合は車検に通らないのかについて解説していきます。

ロードインデックスとは?

ロードインデックスとは、タイヤ1本で支えることができる最大負荷能力の指数であり、日本規格(JATMA)とヨーロッパ規格(ETRTO)とありそれぞれクラスは細分化されています。ここではJATMA規格に基づき解説します。タイヤのロードインデックスが80だとすると、最大負荷能力は450kgとなります。つまり、そのタイヤは450kgの荷重までであれば耐えられるということです。逆に言えば、そのタイヤにかかる荷重が450kgを超えた場合、タイヤが重さに耐えられずに損傷する可能性があります。

ロードインデックスはどうやって調べる?

ロードインデックスは、タイヤの側面に記載されています。通常は、「195/60R14 86H」というような表記があり、このうち「86」という数字がロードインデックスになります。その数字をもとに、タイヤメーカーのホームページ等にある対応表を見れば、「ロードインデックス86=荷重530kg」ということがわかります。

ロードインデックスが不足していると車検に通らないのか?

ロードインデックスが不足していると、道路運送車両の保安基準を満たさないことになり、車検には通りません。具体的には、道路運送車両の保安基準の細目を定める告示の第167条に、「自動車の積車状態における軸重を当該軸重に係る輪数で除した値であるタイヤに加わる荷重は、当該空気入ゴムタイヤの負荷能力以下であること。」という定めがあります。つまり、車両に定員が乗車し(1人あたり55kg換算)、最大積載量の荷物が積載された軸重をタイヤの数(通常は2本)で割った数値より、ロードインデックスが不足している場合には、車検には通らないことになります。

空気圧は適正に保たないとロードインデックスが発揮できない?

なお、タイヤのロードインデックスは、タイヤメーカーの定める既定の条件下でないと、その能力を発揮できません。一般社団法人日本自動車タイヤ協会(JATMA)は、乗用車用タイヤの空気圧と負荷能力対応表を出しています。例えば、ロードインデックス80のタイヤの場合、空気圧が240kPaであれば450kgですが、空気圧が200kPaまで低下すると、405kgまで負荷能力は低下します。空気圧については、メーカーの指定値に保つことが、非常に重要ということがわかります。前述の通り、タイヤのロードインデックスが足りない場合は、車検には通りません。一番大切なことは、ロードインデックスが足りない状態で走行すれば、最悪の場合は走行中にタイヤの損傷を招く可能性があるということです。また、タイヤの空気圧の状態により、負荷能力は著しく低下するということにも注意が必要です。タイヤの能力を最大限に発揮するためにも、日ごろから空気圧の管理をまめに行うことが大切です。タイヤを交換する際にも、ロードインデックス(荷重指数)にも注目をして、タイヤの専門家とも相談をしながら、最適なタイヤ選びに心がけましょう。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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