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車検・点検・メンテナンス
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29

ポジションランプ(スモールランプ・車幅灯)をLEDにしたら車検に通らないのか

ポジションランプ(スモールランプ・車幅灯)をLEDにしたら車検に通らないのか

ポジションランプ(スモールランプ・車幅灯)をLEDにしたら車検に通らないのか

車のドレスアップとして、ポジションランプをLED化した車が増えています。確かに見栄えも大きく変わり、人気が高いのもうなずけるカスタマイズと言えるでしょう。では、ポジションランプをLEDに変更したら車検に通らなくなってしまうのでしょうか。

道路運送車両法の保安基準の第34条の細目告示には、ポジションランプ(車幅灯)について以下のような明確な規定があります。

・夜間に前方300mの距離から点灯を確認できるもの
・光源が5W以上30W以下で照明部の大きさが15平方センチメートル以上
・灯光の色は白色
・上方15度、下方15度、内側方向45度、外側方向80度から見通すことができるもの
・光度は300カンデラ以下

つまり、LEDか否かについての言及はなく、上記の基準さえ満たせば車検に通ることになります。

ポジションランプが青色だと車検に通らないのか?

LEDの色については注意しておく必要があります。前述の通り、道路運送車両法の保安基準内において、車幅灯の色は白色と決められており、他の色では車検には通りません。ドレスアップのパーツとして売られている商品の中には、色温度がブルーに近いものがあり、車検時に青色と判断されれば不合格になってしまいます。パーツ購入時には、車検適合品かどうかを必ず確認してから購入しましょう。

車検に合格するためのLEDを設置する際の注意点とは?

車検に合格するためには、車検に適合したLEDポジションランプを取付けることです。しかし、車検場で商品パッケージを見せたからと言って、車検に通してくれるわけではありません。白色かどうかの判断は、あくまで検査員の目視による判断だからです。LEDの色温度でいうと、5000K(ケルビン)から6500Kの間であれば問題ありませんが、道路運送車両法の保安基準に色温度の基準があるわけではなく、あくまで色温度としての目安となります。白色に見えるかどうかがポイントですので、確実に白色だと見えるLEDを選択することをおすすめします。また、光度については、保安基準で300カンデラ以下と決められています。欧州などでは、日中も常時点灯するデイタイムランニングライトが義務付けられており、日本においても輸入車の一部に規格内のシステムが搭載されています。日本国内で発売されるデイタイムランニングライトは基準値の300カンデラ以下ですので、光度についてそこまで心配する必要はありません。逆に、暗すぎたり、光が一方向のみしかない場合は、保安基準を満たさずに車検で不合格になります。このように、ポジションランプをLEDに変更しても、保安基準を守っている限り、車検には何ら問題もありません。プロのアドバイスも聞きながら、きちんと車検適合品の中から、色や明るさに留意してパーツを選ぶようにしましょう。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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