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車検・点検・メンテナンス
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29

車検はなぜ必要?

自動車を継続して使用するのに必ず必要となってくる義務が「車検」です。車検を更新するには費用も発生し、「自分の車はずっと調子が良いのに、なぜ毎回、検査で高い料金を払わないといけないのだろう?」などと疑問に思っている人も多いのではないでしょう。ここでは、車検はなぜ必要なのか、保安上と公害防止上の観点から車検の必要性について説明します。また、車検制度の仕組みや車検期間など、基本的な情報についてもご紹介します。

車検は「保安上」の理由から必要

車という乗り物は、どこにでも行ける利便性がある一方、一歩間違えれば大事故を誘発し、周囲の人を巻き込んでしまう可能性もあります。そのような事故は、わずかなブレーキの効きの甘さなど、ちょっとした整備不良が起因して起こることもあります。特に車に問題を抱えているわけでもなく快適に走行できているとしても、実は経年劣化や消耗により、自分では気づかない内に保安基準に適合していないパーツやメカニカルなトラブルを抱えていることがあり、それらは専門家ではないと見抜けないことがほとんどです。車検によって定期的に車の整備を行っておけば、車の機械的な要因による事故を防ぐ可能性を高められるので、保安的な観点から車検は必要な制度なのです。

車検を通すことで「公害防止」にも役立つ

道路運送車両法の第三章・第四十条には、「保安上又は公害防止その他の環境保全上の技術基準に適合するものでなければ、運行の用に供してはならない。」という一文があります。その法令に基づき、公害が発生しないよう、エアクリーナーの汚れを見たり、エンジンの不調により不完全燃焼を起こしていないか検査したり、マフラーの排気漏れや排気ガスを調べて基準内かどうかなどをチェックしているのです。車検を通すことにより、部品の劣化やエンジンのコンディションなどにより公害が発生することを未然に防いでいるのです。

車検制度の仕組み

「車検」とは、国土交通省によって定められた自動車点検基準に基づき、一定期間ごとに行う自動車の検査制度のことです。車が道路運送車両法に定められた、保安基準を満たしているかどうかを検査する「継続検査」を行い、車の保有者は定期的に検査を受けることが義務づけられています。保安や公害防止も大事ですが、実は車検にかかる法定費用には「自賠責保険料」「自動車重量税」「検査手数料」が含まれていて、万一の際の被害者への補償や誰もが平等に税負担をする制度としても機能しています。車の点検・整備料金は、ディーラー車検やユーザー車検、自動車整備工場などにより、金額は異なってきます。車検の流れとしては、ディーラーや自動車整備工場など車検代行業者へ車検を依頼する場合、ユーザーは必要書類(自動車検査証(車検証)・認印・自動車納税証明書・自動車損害賠償責任保険証明書・車検時諸費用・任意保険証)を用意して車検を受ける場所へと車を入庫させます。その後、専門的な点検・検査が行われ、見積りが出され、金額に納得したら整備を開始して、検査に合格したら車検完了、納車となります。自身でユーザー車検を受ける場合は全国の陸運支局へ持ち込むことになります。

車検の期間

車検を受けなければいけない期間(周期)は、自家用車(普通自動車・軽自動車)は2年ごとです。新車で購入時は初回だけ3年後、以降は2年ごととなります。尚、貨物自動車や大型特殊自動車など車の車種によって車検の期間が異なってきますので、日頃から自分の車の車検期限を把握しておくようにしましょう。車検制度は車の保安基準の厳守や公害に対する対策をしつつ税金を徴収する、日本の車制度の根幹をなすものです。車検にかかる費用が高額だと感じることもあるかもしれませんが、誰もが平等であり、必要な制度なので、余裕を持って車検に備えてください。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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