車検満了期限がギリギリになってしまった場合の対処

仕事などが忙しく車検の予約ができなかったり、ついうっかりして車検満了期限ギリギリになって大慌てしてしまったことはありませんか？もしもそういう状況になった場合、問題点やリスクはあるのでしょうか？ここでは、車検有効期限がギリギリになってしまった場合の対処について説明します。

車検満了日直前や当日などに車検期限に気付いてしまった場合、以下のようなリスクが考えられます。

・すぐに車検をしてくれる業者が見つからない
・業者が車検をすることができる日によっては車検切れになる
・車検の有効期限が過ぎて、車検切れにより自走できなくなる

車検満了日直前になって車検を行おうとした場合、依頼先が見つからず、結果として車検が切れてしまうというリスクが発生します。また、車検切れになってしまうと、「公道を走ることができなくなってしまう」ということになってしまいます。公道を走ることができないということは、自分自身が車を使用できなくて困るだけでなく、車検を受ける場所まで、車を運転して運ぶことができないということになります。このような状態になってしまうと、車検を受けようと思っても、積載車で運んでもらったり、仮ナンバーを取得するなど、余計な手間やお金がかかってしまいます。

万が一、ギリギリの状態で車検の必要性に気付いた場合、すぐにでも車検ができるのかが気になるところです。車検が完了するまでに必要な日数はどのくらいなのでしょうか？車検に合格するには様々な規定があり、車の状態によっては整備や修理が必要になる場合があります。その場合、部品の手配などで数日かかることもあります。修理の必要がなかったり、在庫部品ですぐに修理できる程度の状態の場合には、早い業者であれば数時間で車検を受けることができます。そのため、特に修理や消耗品の交換に時間がかからないという条件であれば、車検満了当日の昼までに、対応してくれる業者を見つけることができれば車検切れは回避することができます。しかし、この場合は、住所変更の手続きが不要である、自動車税の未納分がないなど前提条件がつきます。これらに該当する場合は、車検を受けるために必要な書類の準備や納税手続きなどが必要となります。

車検満了日ギリギリになってしまった場合、早く車検を通すためにできることとしては、すぐに整備工場に事情を説明し、車検が可能であるかどうかを確認して予約をしましょう。同時に、車検に必要となる書類を準備も整えておきます。また整備工場を選ぶ際には、まずは、指定工場（民間車検場）に車検の依頼ができるかどうかを確認しましょう。指定工場では、自社で車検ラインを保有しているので、予約の空き状況や車の整備状態によっては短時間で車検を済ませることができます。もちろん、日数の猶予によっては、認証工場に依頼するのも良いでしょう。しかし、前述の通り、車の状態によっては、指定工場、認証工場のいずれの場合でも、整備や修理が必要であれば、時間がかかることになります。車検の流れや、整備が必要になった際にかかる時間などを確認しながら、すみやかに整備工場へ依頼・予約をするようにしましょう。車検は満了日の１ヶ月前から受けることができます。車検満了期限ギリギリになって慌てないよう、日頃から車検満了日に注意を払い、余裕を持った車検ができるよう計画を立てておくようにしましょう。