ユーザー車検の予約がいっぱい（取れない）場合の対処方法

ユーザー車検は手数料や時間を節約できるため、車の整備の知識をある程度お持ちの方は興味がある車検システムではないでしょうか。しかし、車検の満了日間近になっているのに、万一ユーザー車検の予約が取れない場合、どのように対応したらいいか心配だと思います。今回は、ユーザー車検の予約の際に注意するべきことについてまとめました。ユーザー車検を出す時の参考にしてください。

この記事の目次

1. そもそもユーザー車検はどこで予約を取ればいいのか
2. キャンセル待ちや予約なしで当日いきなり車検を受けることは可能か
3. 余裕を持って車検の予約を取るために

そもそもユーザー車検はどこで予約を取ればいいのか

ユーザー車検をする場合には、自分で日時を予約する必要があります。普通車は国土交通省の「自動車検査インターネット予約システム」でのインターネット予約、軽自動車は軽自動車検査協会の「軽自動車検査予約システム」でのインターネット予約、もしくは陸運支局、軽自動車の場合は軽自動車検査協会の事務所・支所・分室へ電話することで予約が可能です。この時、念頭に置いてほしいことは、「車検は全国どこの陸運局でも対応してくれる」ということです。
ナンバーの変更や名義変更などは管轄内でしかできないため、車検も管轄の陸運局でしか受け付けてくれないと思っている人も多いでしょうが、継続車検に関しては全国どこの陸運支局（車検場）でも受けることが可能です。もし予約が埋まっている場合は、管轄以外の陸運局で行きやすいところを当たってみましょう。

認証工場の車検業者（自動車分解整備事業者）は、依頼された車を陸運局に車検で持ち込む必要があるため、少し多めに予約を取るケースがほとんどです。そのため、当日キャンセルが出る可能性はあります。特に車検切れが近い車については、キャンセル待ちや当日予約なしの車検も受け付けてくれる場合もあるようです。ただし、混雑具合から絶対に大丈夫という確証はありません。やはり前もってきちんと予約を取るように努めましょう。

車検の予約は、運輸局によって多少の違いはありますが、車検を受ける日の2週間前から可能です。インターネットの受付システムは基本的に24時間利用可能です。希望する陸運支局や軽自動車検査協会の混雑具合は、HPで確認可能なので受付時間を含め確認しましょう。また、ユーザー車検の場合、車検切れの1か月前以降であれば有効期限が前倒しになることはありません。月末・週末に混雑するのは当然ですが、3月末や4月上旬は、年度末・年度始めの関係もあり、通常より予約が混みあう傾向にあります。混雑する曜日や時期を避けながら自分のスケジュールを確認し、余裕を持って予約を取るようにしましょう。