パーツ取付・交換
更新日:2018.08.29 / 掲載日:2018.08.29

ホイールの重量で燃費は変わるのか

“アルミホイールは軽いので燃費が良くなる!”こんな話を耳にしたことはありませんか?でもインチアップをしたら燃費が悪くなった、という話も聞きますのでタイヤとホイールは燃費に何か関係がありそうです。実際にホイールの重量で燃費は変わるのかどうか、詳しくみていきましょう。

ホイールの重量で燃費は変わる?

車のホイールは主にアルミホイールとスチールホイールがあり、昔に比べてアルミホイールの方が主流となってきています。一般的にアルミホイールは軽いので燃費が良いと言われていますが、それはあくまでも「スチールホイールと比べて少しは燃費が良いかもしれない」というレベルで、燃費が良くなったと実感するほどではありません。燃費を良くするためには車の重量を軽くする必要性がありますが、例えば車体が1.5tの車なら最低でも150kg軽量化しないと実感できる燃費向上は図れないと言われています。ホイール1本につき1kg軽量化しても合計で4kgなので、ホイールの軽量化しても燃費にはあまり影響がないというのが現実です。

車のホイールとタイヤの組み合わせで燃費を良くすることは可能か

ホイールの軽量化が燃費向上にほぼ影響ないとすると、「インチアップで燃費が悪くなった」という説はどうなるのでしょう?インチアップで燃費が悪くなる理由はホイールではなく、タイヤ部分にあります。タイヤが太く大きくなると接地面積の増加やグリップ重視のパターンにより、転がり抵抗が増加します。転がり抵抗は低い方が燃費は良いとされていますが、転がり抵抗が増加すると摩擦が増えるので燃費が悪化してしまうのです。ではホイールとタイヤの組み合わせで低燃費は実現できないのでしょうか?例を挙げると、タイヤを転がり抵抗の小さいエコタイヤに変えて、ホイールを社外品に変えてもサイズに気をつければ燃費が悪くなるということはないそうです。

燃費を良くするためにはどのような方法があるか

ホイールとタイヤに気をつける以外にも燃費を良くする方法は色々あります。車をいじらずに燃費向上を目指すなら「運転方法」を改善してみてはいかがでしょう。例えば無駄なアクセル操作やブレーキ操作を控える、低速ギアで引っ張らないようにするだけでも燃費に影響します。信号待ちなど車を一時停止させる際に、エンジンも一緒に停止させることで燃料消費を削減できる「アイドリングストップ」なども燃費向上に有効な方法です。一般道を走行する時は、50km/h前後の速度をキープしながら適度な車間距離をとって走行する方法が良いとされています。もちろん運転ばかりでなく車のお手入れも必要です。タイヤのコンディションや空気圧が適正でないと燃費に影響します。定期的に空気圧をチェックし、タイヤの偏磨耗やホイールバランスなどをチェックしましょう。燃費を向上させるには車の重量をどうするかよりも「車に優しい運転を心がける」ことが一番有効のようです。モノを大切にする心がけがそのままエコに直結しています。車も環境もエコな心がけで大切にしましょう。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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