故障・修理
更新日:2016.05.27 / 掲載日:2016.05.27
車のヘッドライトが暗い原因と対策
車のヘッドライトは、暗い夜道や霧などによって見えづらい道路を安全に走行するために、
欠かせない照明装置となります。
しかし、時々このヘッドライトの光が暗いと感じられる場合があります。
では、車のヘッドライトが暗くなってしまう原因は何なのでしょうか。
また、どのような対策を行う必要があるのでしょうか。
ヘッドライトカバー(レンズ)の劣化や汚れ
ヘッドライトが暗い原因としてまず考えられるのが、
ヘッドライトカバー(レンズ)が劣化している、または汚れていることが考えられます。
ヘッドライトカバーが汚れなどによって黄ばんでいたり曇っていたりすると、
十分な照度が得られず暗くなってしまうことがあります。
劣化や汚れが原因の場合は、ヘッドライトカバーを掃除することで明るさが戻ることがあります。
車用品店などにヘッドライトカバーを綺麗にする用品が売っていますので、
それらを購入して掃除をすると良いでしょう。
ヘッドライトの光軸が狂っている
ヘッドライトの光には向きがあり、この向きを光軸といいます。
この光軸が狂っていると、ヘッドライトが暗く感じられることがあります。
光軸が狂う原因としては、ヘッドライトを純正品ではなく社外品に交換した場合や、
タイヤを交換して車高が高くなったことが挙げられます。
光軸が正しい位置にあるかを確かめるには、車検場などにあるテスターを使う必要がありますが、
簡易的に確認することが可能です。
まず、夜にヘッドライトの光を駐車場などの壁に向かって当ててみてください。
壁に光を当てると横筋みたいなのが見えますが、それが光軸です。
この光の中に立った時に、足のかなり下、または上の方に光が当たる場合は、
光軸が狂っている可能性が高いため、正しい位置に光軸を調整する必要があります。
調整は自分でも行えますが、やはり整備工場などに持って行って調整してもらった方が安心です。
参考:http://www.jaf.or.jp/eco-safety/safety_light/opticalaxischeck/
バッテリーが弱っている
カバーも汚れておらず、光軸も狂っていない場合は、
バッテリーが弱っていることが原因として考えられます。
バッテリーが弱る原因としては、電装品などを大量に装着することによって、
バッテリーが発電できる発電量を電装品の電気の消費量が上回ってしまうことが挙げられます。
ヘッドライトが暗くなる場合はバッテリーを点検し、
弱っているようであれば交換をするようにしましょう。
また、バッテリーを長持ちさせるためにも、不要な電装品はなるべく装着しないようにしましょう。
以上が、ヘッドライトが暗くなる原因となります。
ヘッドライトが暗いと、夜間の運転時に歩行者を見逃してしまうなど、
事故を起こす危険性が高くなりますので、暗いと感じたら早めの対処をするようにしましょう。